親族間売買でも仲介手数料がかかる?

不動産を売買するとき、高額な仲介手数料に驚いた経験はありませんか?

今回ご紹介するのは、弊所:Legal meに寄せられた親族間売買における仲介手数料に関するご相談の内容です。

中古マンションを仲介業者を介して親族に売却した結果、仲介手数料を自分のみならず親族にも負担させることになってしまいました

弊所に寄せられるご相談の中には「時すでに遅し」という案件も少なくありません。

契約して仲介手数料を支払ってしまってからでは、取り返すことはできないのです。
なぜ、このような事が繰り返されるのでしょうか。

ぜひ、相談者の「生の声」をお聞きください。
そして、今後の不動産取引の参考にしていただければ幸いです。

弊所:Legal meでは、個人間売買や親族間売買のお手伝いを生業としています。
関東圏における不動産の個人間売買や親族間売買に関するご相談は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。

目次

親族間売買における仲介手数料のご相談

不動産売買における仲介手数料に疑問を持ったきっかけを教えてください

郊外の一戸建てへの住み替えを検討したことがきっかけです。

都内にマンションを所有し居住していた私たちは、不動産の買い換えはもちろんのこと、売却の経験すらありませんでした。

そこで、大手の不動産仲介業者へ足を運び、相談することから始めました。

結果的に不動産業者の仲介で妹夫婦にマンションを売却するのですが、そのときに仲介手数料を支払うことについて疑問を持つに至りました。

不動産の売却に至った経緯はどのようなものでしょうか?

自分のマンションを売却して一戸建てを購入する、いわゆる「買い換え」を検討するようになり、不動産業者に相談をしました。

不動産業者からは「まず売却をするべき」というアドバイスを頂きましたが、売れてしまっては私たちの住むところがなくなります。

不安に思い会社の同僚にも相談したところ、次に住む住居の少なくとも「アタリ」程度はつけておいてからではないか、と言われ一旦売却は見送ることに。

今思えば、営業担当者がイメージするスピード感に付いていけていなかったな、と反省しています。

その後、暗礁に乗り上げた買い換え計画は急展開を見せます。

正月に帰省して妹夫婦と食事をしているとき、妹が私に「兄さん、母さんに聞いたよ。マンション売るなら私に安く売ってよ」と言ってきたのです。

妹夫婦は子供もいないため、立地も間取りも問題はなさそうだ。

何より、妹夫婦が買ってくれるのであれば安心して売却ができると思うと、買い換えまでの道筋に光がさしたことを今でも鮮明に覚えています。

不動産を探す中で苦労したことはありますか?

苦労したことは特にありません。

運が良かったのかもしれませんが、物件探しをしてほどなく良い物件に巡りあうことができました。

当時、私たちが探していた条件はこのようなものです。

  • 子供が野球をしていることもあり、練習できるだけの広さがある庭
  • 日当たりが良い物件
  • 駅から近い物件

私たちが見つけた一戸建ては、駅からの距離は少しありましたが、妥協の範囲内。
もう、即決でしたね。

仲介手数料に疑問を持ったのは一戸建ての購入ですか?

いいえ、違います。
一戸建ての購入ではなく、自分が持っていたマンションを妹夫婦に売却するときです。

不動産業者で資金計画の打合せをしていたときに事件は起こります。

資金計画で、マンションの売却代金を一戸建ての購入資金に充当する方針であること。
マンションの売却先は親族である妹夫婦であること、2点を不動産業者に伝えました。

返す刀で不動産業者はこう言います。
「マンションの売却にあたって仲介会社はお決まりですか?お決まりでないようなら当社にお願いします。」

マンション購入時の手間が頭をよぎり、一も二もなく私は「お願いします。」と即答してしまいました。
これが事件の始まりです。

仲介手数料は誰がいくら払うことになったのですか?

私は仲介手数料を合計約270万円、妹夫婦は約105万円を支払いました。

総額は375万円です。

資金計画の概要はこのようなものです。

一戸建ての購入に要する費用
売買価格4,880万円
登記費用75万円
火災保険料34万円
仲介手数料(購入)164.34万円
合計約5,150万円
マンションの売却にかかる収益と費用
売却価格(収益)3,000万円
仲介手数料(費用)105.6万円
合計約2,900万円

この打合せには妹夫婦も参加していたのですが、義弟は「仲介手数料…?」と目が点になっています。
それもそのはず、マンションの売却で仲介手数料が約100万円かかり、さらに妹夫婦も購入にあたって同額の仲介手数料を支払うことになっていたからです。

結果的に義弟は「兄からのせっかくの話だから」と気を遣って承諾してくれました。
しかし、今回は親族間の売買でこちらからお膳立てしたような話であることは明白です。
それでも仲介手数料を支払うことには納得がいきません。

妹夫婦に悪いことをしてしまった、と今はただ後悔するばかりです。

仲介手数料とは何なのか?

375万円の仲介手数料を支払う「価値」と「意味」について考えさせられる相談内容でした。

全ての仲介手数料が無意味だというつもりはありません。
しかし、個人間売買や親族間売買において仲介手数料を法定上限額に至って支払う必要性があるとは言い難いことは、この相談内容からも明白です。

弊所:Legal meは、個人間売買や親族間売買のお手伝いを生業としています。
物件調査からご契約、お引渡しに至るまで、仲介手数料より安価な金額で手厚くサポートいたします。

ぜひ、関東で個人間売買や親族間売買をご検討されている方は、弊所までご相談ください。

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